「FX商材を購入したのにうまくいかない」「どれが本物のFX商材か判断できない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
FXで成功するためには、ただFX商材を買うだけではなく、自分にとって有用な商材を見極める、正しい使い方や実践的なトレードのスキルを身につけることが欠かせません。
今回は、FX商材を買っただけでは勝てない理由や本物の商材を見極めるポイント、自分に合ったFX商材の選び方について解説します。
「本物のFX商材を見極める方法を知りたい」「自分のトレードスタイルに合ったFX商材を見つけて勝てるようになりたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
FX商材に本物は存在しないのか?
「FX商材に本物は存在しないのか?」「詐欺商材ばかりで本物はないの?」といった疑問を持つ方が多いかもしれませんが、まず知っておくべきなのは、FX商材の質はピンキリであるということです。
中には実際のトレードに役立つ有益な商材も存在しますが、残念ながら、購入しても全く効果がないものが多いのが現実です。
また、たとえ有益な商材を購入したとしても、購入しただけで勝てるようになるわけではありません。
FXの成功には、商材の質が高いことはもちろん、商材を使いこなすためのトレーダー自身の実践的な知識や経験が必要です。単にFX商材を買っただけの状態では、トレーダーとして勝てるようになったわけではないことを理解しておきましょう。
FX商材を買っただけでは勝てるようにならない2つの理由
FX商材を買っただけでは勝てるようにならない具体的な理由として、以下の2つが挙げられます。
- 誰もが勝てるトレード手法は存在しない
- トレードで勝つには検証が必要だから
それぞれについて解説します。
誰もが勝てるトレード手法は存在しない
FX商材を購入すればすぐに勝てるようになるという考えは、非常に危険です。「これさえあれば勝てる」という安易な商材は存在しません。
FXの本質はゼロサムゲームであり、他のトレーダーの利益は誰かの損失という考え方で成り立っています。
そのため、仮に全員が同じ商材やシグナル、インジケーターを使ったとしても、全員が勝つわけではありません。また、仮にみんなが同じ手法を使ってトレードを行ったとしても、その結果は予測できません。
誰かが利益を得ると、他の誰かが損失を被るため「みんなが勝つ」ということは成り立ちません。つまり「みんなが勝てる手法」も存在しないわけです。
この点を理解しないまま「勝てる手法」を探し続けてFX商材を購入しても、一生ノウハウコレクターのままになってしまうでしょう。FXで利益を増やしていくには、商材や手法に依存するのではなく、自分自身でトレードスキルを磨くことが不可欠です。
トレードで勝つには検証が必要だから
FXトレードで利益を増やすには、商材を購入するだけでは不十分です。多くのトレーダーが、商材を手に入れた後に実践的な検証や練習を怠った結果、成果を得られない状態になっています。中には有益な商材も存在しますが、商材を購入しただけで結果を出すことは難しいのが現実です。
商材を使う際には、まず自分のトレードスタイルに合わせて検証を行い、実際の市場でどのように機能するかを確かめる必要があります。商材の内容を自分のものにするためには、何度も練習し、失敗から学びながら、自分なりのトレード手法を作り上げることが欠かせません。
これを読んでいる方の中には、過去に商材を購入した後、すぐに実戦に挑んでしまった方も多いのではないでしょうか。トレードの成功率を高めるには、試行錯誤を繰り返しながら、自分のスタイルを磨いていくことが大切です。
商材の力を最大限に活用するために、日々の検証と練習が欠かせないことを覚えておきましょう。
FX商材にも本物は存在する!タイプ別の相場を確認しよう
FX商材のなかで全てが詐欺商材というわけではなく、本物の商材も存在します。ここでは、基本的な商材タイプと商材タイプ別の相場を紹介します。
商材の金額が、相場とあまりにもかけ離れている場合、その内容が信用できるものかどうかをより慎重に検討する必要があるでしょう。
FX商材は主に3種類
FX商材には、さまざまなタイプがありますが、大きく分けて3つの種類に分類できます。
- 情報コンテンツ型
- トレード実践型
- スクール型
まず、情報コンテンツは主に教材として提供され、動画、音声、テキスト、PDFなどを通じてトレードテクニックやメンタル面のコントロールを学べます。これらは、トレーダーとしての知識や考え方を深めるための商材です。
次に、トレード実践型の商材があります。ツールや自動売買ソフトなど、実際のトレードで使用することを目的とした商材です。例えば、エントリーのタイミングを示すサインツールや、取引を自動で行うソフトウェアが挙げられます。これらは、リアルタイムでトレードに役立つものとして一定の人気があります。
最後に、スクール型の商材があります。このタイプは、講師から直接指導を受ける形で、定期的に教材が提供されたり、セミナーや勉強会を通じたりして学習を進めます。個別サポートやオフラインの交流があることも多く、より実践的な学びが得られるのが特徴です。
3種類の商材の相場まとめ
FX商材の価格帯は、商材の種類によって大きく異なりますが、目安としてはそれぞれ以下の通りです。
- 情報コンテンツ型:3,000〜5,000円程度
- トレード実践型:30,000〜50,000円程度
- スクール型:300,000円程度〜
内容や質に応じて価格は変動しますが、商材を選ぶ際は価格に見合った価値があるかどうか、しっかりと内容を吟味することが欠かせません。
FXにおける本物の商材の見極め方4選
FXにおける本物の商材の見極め方として、以下の4つが挙げられます。
- トレード履歴で勝率や利益率、収支をチェックする
- 実績の計測期間(トレード期間)をチェックする
- 特定商取引法の記載を確認する
- 勝率100%を謳う商材は避ける
それぞれ解説します。
トレード履歴で勝率や利益率、収支をチェックする
本物のFX商材を見極めるためには、販売者のトレード履歴をしっかり確認することが重要です。まず最初にチェックすべきは、勝率や利益率、1日の収支、月間収支、年間収支です。これらを把握することで、その商材が実際に効果的かどうかを判断できるでしょう。
月間収支が公開されておらず、日々のトレード結果だけを見られる場合、全体のパフォーマンスが分からないため危険です。この場合、仮に1日の収支が良くても長期的に見ると負けが多く、トータルで損失が出ていることも考えられます。
また、勝率が高いことだけに注目するのは危険です。例えば、10回のデイトレードで8勝2敗とした場合、勝率は80%に見えますが、たった10回のトレードで勝率を判断するのは避けるべきです。
上記において、仮に2回の負けトレードで大きな損失を出していたとしましょう。この場合、勝ちトレードの数こそ多いものの、総収支がマイナスになることもあります。
大切なのは、勝率だけでなく、1回のトレードあたりの利益と損失のバランスを見極めることです。
実績の計測期間(トレード期間)をチェックする
FX商材の本物を見極めるためには、その実績がどのくらいの期間にわたって計測されたものかを確認することが欠かせません。
短期間の成績は一時的な相場の好調によるものかもしれないため、短期間での成果だけに注目するのは危険です。例えば、1ヶ月間の実績で80%の勝率を示している商材があったとしましょう。この結果は、たまたまその月の相場の流れにうまく乗れた、偶然良い相場に当たったなどの可能性も考えられます。
そこで、長期的な実績があれば、商材が相場環境を問わず一貫して成果を上げられるかどうかを判断する材料になります。6ヶ月や1年単位での実績を確認することで、より現実的で安定したパフォーマンスを出せるかを評価しやすいです。
また、業者によっては画像を加工して誤解を招くような結果を示していることもあるため、実績の検証は慎重におこないましょう。
特定商取引法の記載を確認する
FX商材を購入する際は「特定商取引法」の記載があるかどうかも確認しましょう。
この法律は、消費者が不正な取引から保護されるために、事業者が遵守しなければならないルールです。インターネットを通じて販売される商材では、販売者の会社名や代表者、連絡先などの詳細情報を明記する義務があり、個人でも、一定の条件下では記載が必要です。
特定商取引法の記載がない場合、購入後に何か問題が発生した場合でも、業者に対して責任を追及できない可能性があります。例えば、商材に満足できなかったり、トラブルが発生したりして返金を求めたい場合、解決するための窓口がなくなることも考えられます。
安心して取引するためにも、連絡先や返金ポリシーの確認は必須です。特定商取引法に基づく記載がない業者からの購入は避けることに加え、記載があればその内容が正確かどうかも慎重にチェックしましょう。
勝率100%を謳う商材は避ける
FX商材を選ぶ際には「勝率100%」を謳うものは避けるべきです。プロのトレーダーでさえ、勝率100%を達成することはほぼ不可能です。なぜなら、市場は常に変動しており、どんなに優れた戦略を使っても、必ず失敗や損失はどこかで発生するから。
中には、月間で利益率が100%を超えるようなトレーダーも存在しますが、それでも勝率が100%というのは実現不可能といえます。
過度な期待を持たせる商材は、情報に疎い投資初心者をターゲットにしているため「完全勝利」や「100%勝てる」といった文言には注意が必要です。もし、これらの要素を強調している商材だった場合、意図的に誤解を招くマーケティングを行っている可能性が高いでしょう。
信頼できる商材を選ぶためには、誠実な情報提供をしているか、実績を基にした評価があるかを見極めることが欠かせません。
本物のFX商材を選ぶには「自分に合っているか」も確認しよう
FX商材を購入する際は、詐欺商材に引っかからないようにすることに加え、自分に合った商材を選ぶことも大切です。自分に合った商材を活用することで、より多くの利益を狙いやすいでしょう。
自分に合った商材を選ぶためのポイントは、以下の3つです。
- トレードスタイルは合っているか
- トレード環境は合っているか
- 教材のレベルは適切か
それぞれ解説します。
トレードスタイルは合っているか
FXには、スキャルピング、デイトレード、スイングトレードの3つの主要なトレードスタイルがあります。それぞれのスタイルは、取引を行う時間の長さに応じて異なります。
- スキャルピング:数秒から数分で取引を終了させる超短期売買
- デイトレード:数十分から数時間でポジションを決済する中期売買
- スイングトレード:数日から数週間単位で取引する長期売買
自分の生活スタイルや取引時間に合ったトレードスタイルを選ぶことは、FX商材を選ぶ上で欠かせないポイントの一つです。
トレード環境は合っているか
FX商材には、独自のインジケーターが付属しているものも多くあります。これらのツールは、PC環境とMT4というチャートソフトが必要な場合が一般的です。
もし、スマートフォンでのみトレードを行う場合、専用のインジケーターが不要なFX商材を選ぶ必要があります。トレード環境が異なる商材を購入しても活用できないため、注意しましょう。
なお、MT4は無料でダウンロード可能で、対応している証券会社の口座開設後に使用できます。自分のトレード環境に合った商材を選ぶことで、効果的な取引を実現できるでしょう。
教材のレベルは適切か
FX商材を選ぶ際、教材の内容が自分のスキルレベルに合っているかを確認することも大切です。
初心者向けの教材が自分にとっては簡単すぎたり、逆に上級者向けの内容が難しすぎると、効果的に学習するのが難しくなります。自分の理解度に合わせた教材を選ぶことで、無理なく学習を進め、着実にトレードスキルを身につけられるでしょう。
初心者であれば基本的な取引の流れが解説された教材を選び、少し経験を積んでいる場合はより実践的な戦略やリスク管理に焦点を当てた教材を選ぶのがおすすめです。
まとめ
今回は、FX商材を買っただけでは勝てるようにならない理由やFX商材のタイプ別相場、自分に合った本物の商材を見極めるためのポイントについて解説しました。
FX商材の質は商品によってかなりの差があるだけでなく、想定ターゲットは初心者から上級者までさまざまです。
FX商材の購入を検討している方は、自分にとって有益なコンテンツを選び、検証や練習を重ねながら活用していけるようにしましょう。