FXでエントリーポイントの根拠を持つコツとは?5つの例を解説

FXでエントリーポイントの根拠を持つコツとは?5つの例を解説
  • URLをコピーしました!

「FXでエントリーポイントを見つけるのが難しい」「何をエントリーする根拠にすべきか分からない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

FXで利益を上げるためには、エントリーポイントの根拠を明確にし、無駄なリスクを避けることが欠かせません。そのためには、チャートの分析や市場の動向をしっかりと理解することが重要です。

今回は、FXでエントリーポイントが重要な理由や見極めるための方法、根拠を持つ際のコツなどについて解説します。

「エントリーの根拠をしっかり持てるようになりたい」「適切なエントリーポイントを選べるようになりたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

FXにおけるエントリーポイントの根拠とは?

FXにおけるエントリーポイントの根拠とは、多くのトレーダーが注目するテクニカル指標や価格帯をもとにしたシグナルのことです。相場はトレーダーの心理に大きく影響され、彼らの行動が市場を動かします。

例えば、移動平均線がゴールデンクロスを形成すると、それが上昇シグナルとして認識され、新規の買いエントリーが増えると予想されます。また、重要な抵抗線を突破した場合、ブレイクアウトを狙って買いエントリーするトレーダーもいれば、逆に抵抗線が効いていると見て売りエントリーするトレーダーもいるでしょう。

このように、エントリーの根拠は複数の要因に基づいており、時間軸や個々のトレーダーの戦略によって異なります。

FXでエントリーポイントが重要な理由

FXでエントリーポイントが重要な理由は、明確なエントリー根拠を持つことで、予期せぬ相場の反転にも自信を持って対応できるからです。

エントリー根拠が確立していれば、相場が反対方向に進んだ際も冷静にポジションを維持し、感情に流されることなく適切なタイミングで利益確定や損切りができます。トレーダーは、自分の取引スタイルに合わせてどの指標やシグナルをエントリーの根拠とするかを明確にし、取引前にストップロスや決済ポイントも決めておくことが重要です。

このように、事前にエントリーの根拠を明確にすることで、感情的な判断を避け、冷静に相場と向き合いやすくなるでしょう。

FXでエントリーポイントを見つける2つの方法

FXでエントリーポイントを見つける方法として、以下の2つが挙げられます。

  • テクニカル分析
  • ファンダメンタルズ分析

それぞれ解説します。

テクニカル分析

テクニカル分析は、FX取引において売買のタイミングを見極めるために使用される重要な手法です。次に紹介するファンダメンタル分析とは異なり、価格の動きや過去のデータに基づいてエントリーポイントやエグジットポイントを決定します。テクニカル分析を活用することで、相場のトレンドや転換点を把握し、より効果的にエントリータイミングを見つけられるようになるでしょう。

主要なテクニカル指標には、トレンドライン、サポート・レジスタンスライン、移動平均線、一目均衡表、RSIなどがあります。これらの指標は、価格の動きや相場の状態を視覚化し、現在の相場が上昇トレンドにあるのか、下降トレンドにあるのか、または転換の兆しがあるのかを判断するサポートをしてくれます。特に、多くのトレーダーが注目する指標を使うことで、エントリーポイントの精度向上が期待されます。

テクニカル分析で重要なのは、1つの指標だけに頼るのではなく、複数の指標を組み合わせて相場を多角的に分析することです。異なる指標が示す方向性を総合的に判断することで、より確実性の高いエントリーポイントを見つけやすくなります。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ分析は、FX取引において通貨の強弱を理解し、将来の市場動向を予測するための重要な手法です。この分析の目的は、どの通貨が買われやすく、どの通貨が売られやすいかを見極めることです。

特に、米ドルは基軸通貨として注目されており、その動向を正確に把握することが成功の鍵となります。例えば、米ドルが強い局面では他の通貨に対して価値が高まり、逆にドル安の時は他通貨が相対的に強くなります。

ファンダメンタルズ分析では、現在の経済指標だけでなく、未来の経済見通しや金利の動向も重要です。市場参加者は未来の予測に基づいて取引を行うため、将来の金利や金融政策の変化が大きな影響を及ぼします。特に、米国の経済指標やFRB(連邦準備制度理事会)の発表は、為替市場に強い影響を与えます。

また、各国の中央銀行総裁の発言も非常に重要です。彼らの発言は、今後の金融政策を予測する手がかりとなり、市場はその情報に対して迅速に反応します。そのため、経済指標や政治的発言をしっかりと追い、今後の市場の動きに備えることが求められます。

FXでエントリーポイントの根拠を持つ際のコツ

FXでエントリーポイントの根拠を持つ際のコツとして、以下の5つが挙げられます。

  • 複数の要素から判断する
  • 多くのトレーダーが注目しているものを根拠にする
  • 一点ではなく一定の範囲で定める
  • レンジ相場での無理なエントリーは避ける
  • 感情任せに判断しない

それぞれ見ていきましょう。

複数の要素から判断する

FXでエントリーポイントの根拠を持つ際には、複数の要素を総合的に判断することが重要です。相場に絶対はないという格言が示すように、1つの根拠だけでは不安定な取引になりがちです。

例えば、1つのシグナルが崩れた瞬間に不安を感じ、早急にポジションを解消してしまうことがあるかもしれません。しかし、複数の根拠を持っているトレーダーは、1つが外れても他の根拠で支えられるため、冷静にトレードを続けやすくなります。

特に、マルチタイムフレーム分析を取り入れ、異なる時間軸でのシグナルが一致する場合、その根拠は非常に強力です。例えば、長期・中期・短期のタイムフレームでフィボナッチリトレースメントが重なれば、エントリーの信頼性が格段に向上するため、より自信を持って取引できるでしょう。

多くのトレーダーが注目しているものを根拠にする

FXでエントリーポイントを決める際には、多くのトレーダーが注目しているポイントを根拠にすることが有効です。相場の動きは、トレーダーたちの大衆心理や行動によって大きく影響されます。

そのため、多くの市場参加者が注目する価格帯やテクニカル指標を意識することで、トレンドの方向性をより確実に捉えやすくなるでしょう。

特に、一般的に広く使われているインジケーターやオシレーターを活用することは、他のトレーダーと同じ視点を持つことに繋がり、エントリーのタイミングを見極めやすくします。

一点ではなく一定の範囲で定める

FXでエントリーポイントを決める際には、一点のポイントではなく一定の範囲でエントリータイミングをうかがうことが重要です。特定の価格1点だけを意識すると、相場の一時的な動きに過剰に反応してしまう恐れがあります。

例えば、上昇トレンド中に一時的に価格が下がる場面でも、単一のポイントだけを見て下降トレンドに転換したと判断するのは危険です。このような場面では、フィボナッチリトレースメントなどを用いて、一定の範囲内で調整売りを見極めることで、トレンドの継続を予測しやすくなります。

レンジ相場での無理なエントリーは避ける

レンジ相場では、価格が一定の範囲内で上下するため、明確なトレンドが形成されません。このような状況で無理にエントリーを行うと、予測外の価格変動により損失を被るリスクが高まります。

特に、サポートラインやレジスタンスラインが明確に突破されるまでは、エントリーを控えたほうが良いでしょう。ブレイクアウト後にトレンドに乗ることで、効率的に利益を得やすいです。

また、レンジ内での小さな値動きを狙った頻繁な取引は、スプレッドや手数料が利益を圧迫するため避けるべきといえます。レンジ相場にある通貨ペアに固執せず、他の通貨ペアに目を向けて、明確なトレンドが発生するのを待つことも一つの戦略です。

このように、無理なエントリーを避け、明確なシグナルが出るまで待つことで、無駄なリスクを避けられるでしょう。

感情任せに判断しない

FXトレードでは、感情が判断に影響を与えることがあります。恐怖や欲望、焦りに流されると、計画性を欠いたエントリーや過度なリスクを取る結果になりやすく、最終的に損失を招いてしまいかねません。

取引を成功させるためには、冷静さを保ち、事前に立てた戦略に忠実に従うことが大切です。

また、感情的な判断を避けるためには、トレーディングプランをしっかりと作成しておきましょう。具体的には、エントリー条件や損切りライン、利確ポイントを事前に決めておくことが欠かせませんそのルールを守ることで、感情に左右されずに取引できます。

さらに、損失許容額をあらかじめ設定することでリスクをコントロールし、予期せぬ損失から資金を守りやすくなるでしょう。

FXにおけるエントリーポイントの根拠の例を紹介

ここでは、FXにおけるエントリーポイントの根拠の例として、以下の5つを紹介します。

  • トレンド発生中の押し目買い・戻り売りを狙う
  • ゴールデンクロス・デッドクロスを狙う
  • サポートライン・レジスタンスラインの抜けを狙う
  • サポートライン・レジスタンスラインの反発を狙う
  • ダイバージェンスを狙う

それぞれ見ていきましょう。

トレンド発生中の押し目買い・戻り売りを狙う

トレンド発生中のエントリーポイントとして有力なのは、「押し目買い」と「戻り売り」です。上昇トレンドの場合、価格が一度上昇した後に調整として一時的に下落する場面が見られます。

この調整局面で、サポートライン近くで押し目買いを行うことで安値で買いポジションを取れるため、トレンドの再開を狙って利益を得やすくなります。

逆に、下降トレンドの場合、価格が一時的に反発しレジスタンスライン近くまで戻ってきたタイミングで戻り売りを行うことが効果的です。このように、トレンドの調整局面で適切なタイミングでエントリーし、トレンドの方向に沿ったポジションを取ることが利益を上げるための基本といえます。

ゴールデンクロス・デッドクロスを狙う

ゴールデンクロスとデッドクロスは、移動平均線を活用したトレンド判断の一つであり、エントリーポイントを見極める際に非常に有効です。移動平均線は、一定期間の終値を平均した線を使って、価格のトレンドを示します。特に、短期、中期、長期の3本の移動平均線を使用することが一般的です。

ゴールデンクロスは、短期の移動平均線が中期または長期の移動平均線を下から上に突き抜けるときに発生し、上昇トレンドの始まりを示唆します。このタイミングでエントリーすると、上昇相場に乗るチャンスとなります。

逆に、デッドクロスは短期移動平均線が中期または長期の移動平均線を上から下に突き抜ける現象で、下降トレンドの始まりを意味します。このシグナルが出たタイミングで売りエントリーをすることで、下降トレンドを狙った利益を狙うことが可能です。

サポートライン・レジスタンスラインの抜けを狙う

サポートラインとレジスタンスラインは、レンジ相場において価格が反発するポイントとしてよく注目されますが、これらのラインを突破することで新たなトレンドが発生することがあります。

この現象を「レンジブレイク」と呼び、トレーダーにとっては重要なエントリーポイントとなります。

サポートラインを下抜けると下降トレンドが始まる可能性があり、レジスタンスラインを上抜けると上昇トレンドが始まることが多いです。そのため、これらのラインを突破したタイミングでエントリーを行うことで、効率的に利益を上げやすいでしょう。

サポートライン・レジスタンスラインの反発を狙う

レンジ相場では、価格が一定の範囲内で上下に動くことが一般的で、その範囲を形成するのがサポートラインとレジスタンスラインです。

このような相場環境では、これらのラインが反転のポイントとなり、価格がサポートラインで支えられて上昇し、レジスタンスラインで抑えられて下降する動きが繰り返されます。

サポートライン付近では価格が下げ止まり反発する傾向があり、レジスタンスライン付近では価格が上昇を止めて反落するため、この反転を狙ったエントリーが有効です。

例えば、サポートラインで買い、レジスタンスラインで売るという戦略が考えられます。このアプローチはレンジ相場が占める割合が高いため、比較的高確率で利益を得ることが可能です。

ダイバージェンスを狙う

ダイバージェンスは、チャート上の価格動向とオシレーター系インジケーターの動きが異なる現象を指します。例えば、上昇トレンド中に価格が新たな高値を更新する一方で、オシレーターが高値を更新せずに下降する場合、これを「ダイバージェンス」と呼びます。

このような逆行現象が発生すると、上昇トレンドの勢いが弱まっている可能性が高いため、価格の反転を予測して売りポジションを取る戦略が有効です。

オシレーターとしては、RSI、MACD、ストキャスティクスなどが広く使用され、これらを利用してダイバージェンスを確認し、エントリーポイントを見極めることができます。

まとめ

今回は、FXにおけるエントリーポイントの重要性や、エントリーポイントを見つけるための方法について解説しました。

FXで効果的なエントリーポイントの根拠を見つけるためには、複数の要素から判断することや、多くのトレーダーが意識しているテクニカル分析を活用することなどが欠かせません。

記事の内容を参考にしながら、安定したトレード結果を得るために、エントリーポイントの根拠をしっかりと見極められるように取り組んでいきましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

みわのアバター みわ 奇跡のおこもりトレーダー

50歳、地方暮らしのシングルマザーで、息子2人、犬4匹、鳥7羽、夫0人で家にこもって生活してます。生活資金が底をつく超貧乏生活から、7年前に、“自宅での稼ぎ方”に出会って脱出しました。

目次