FXは1時間足だけで勝てる?勝てる手法を見つける3ステップを解説

FXは1時間足だけで勝てる?勝てる手法を見つける3ステップを解説
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「FXでのトレードが思うようにいかず、損失が続いている」「1時間足を使った手法に挑戦したいが、どのように取り組めばよいのか分からない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

今回は、FXの1時間足を活用した手法のメリットや、勝てる手法を見つけるための方法などについて詳しく解説します。

「FXで利益を上げるための具体的な戦略を知りたい」「1時間足を使った勝てるトレード手法を見つけたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

目次

FXは1時間足だけで勝てるのか?

「FXは1時間足だけでも十分に勝てる」との意見を多く聞くかもしれませんが、そのためにはトレンドの把握と大局を意識することが不可欠です。大きな流れを理解することで、機関投資家やヘッジファンドと同じ方向にエントリーするための第一歩を踏み出しやすくなります。

スキャルピングやデイトレードを行う際、1時間足をメインに使うのは非常に効果的ですが、流れや時間のサイクルを理解しておくことが重要です。なぜなら、価格を意図的に操作したり、大量のストップ注文を狙ったりする機関投資家が存在するからです。彼らも大きな流れに逆らうことは基本的にありません。

したがって、1時間足を中心にトレードする際には、この視点を持つことが重要です。そうしなければ、負けた理由を探し続けることになり、結果としてトレードの成果に納得できない状況が続いてしまいます。大局を理解し、適切なトレード判断を下すことで、1時間足でも十分に勝つ可能性を高められるでしょう。

FXにおいて1時間足で取引する手法のメリット

FXにおいて、1時間足で取引する手法のメリットとして以下の2点が挙げられます。

  • 多くのトレーダーが意識する時間足である
  • 短い時間足に比べ、落ち着いてトレードできる

それぞれ解説します。

多くのトレーダーが意識する時間足である

1時間足は、トレードにおいて非常に人気のある時間足です。その理由は、明確で区切りの良い時間設定が多くのトレーダーに共通して利用されているからです。1時間という枠組みは、市場の様々な情報を反映するため、信頼性の高いデータを提供します。

さらに、スキャルピング、デイトレード、スイングトレードといった異なるスタイルのトレーダーたちも、この時間足に注目しているのです。例えば、スキャルピングトレーダーは長期的な市場環境を把握するために、デイトレーダーは主な分析足として、スイングトレーダーはエントリーのタイミングを見極めるために活用します。

世界中のトレーダーが1時間足を意識していることは、テクニカル分析が機能しやすい状況を生み出します。また、1時間足は一定の時間を経て形成されるため、その情報量も多く、各種インジケーターや移動平均線、ボリンジャーバンドなどが効果的に働きやすくなります。

短い時間足に比べ、落ち着いてトレードできる

1時間足は、1時間ごとに確定するため、トレードを行う際に非常に落ち着いた環境を提供します。短い時間足、例えば5分足や1分足では、迅速な判断を求められるため、どうしても慌ただしさが伴います。その点、1時間足では余裕を持って分析やエントリー注文を行うことができ、冷静な判断が可能です。

特に、サラリーマンとして働く兼業トレーダーや子育て中の方々にとっても、この時間足は非常に便利です。1時間ごとの確定は、常に画面を監視する必要が少なく、仕事や家事の合間にも対応しやすくなります。トレードに慌てて臨むとミスが増えることが一般的ですが、1時間足を利用することで、リスクを抑えつつ安定したトレードを実現できます。

また、1時間足では、大きなトレンドを意識して取引を行うため、多少の価格変動は誤差の範囲に収まることが多いです。

FXにおいて1時間足で取引する手法のデメリット

反対に、FXにおいて1時間足を使って取引する手法のデメリットとして、以下の2点が挙げられます。

  • 毎時間チャートの確認が必要である
  • 短い時間足よりもトレード機会が限られる

それぞれ解説します。

毎時間チャートの確認が必要である

1時間足でのFX取引では、毎時間のチャート確認が欠かせません。この手法を用いる場合、毎時00分にチャートをチェックし、状況を把握する必要があります。しかし、仕事や家事、育児をしながらトレードを行うことは、意外にも大きな負担となることがあります。特に、忙しい日常の中では、毎時間の確認が難しいこともあるでしょう。

また、夜中にチャートをチェックする必要がある場合、チャンスを逃すことを恐れて、十分な睡眠が取れなくなることもあります。このように、1時間足でのトレードは生活のリズムに影響を与える可能性があるため、慎重に取り組む必要があります。実生活に支障をきたすようなトレードスタイルは、長続きしないことが多いです。

しかし、このデメリットを軽減するために、あらかじめトレードルールを設定し、チャートを確認できない時間帯を意識的に設けることが解決策となります。

短い時間足よりもトレード機会が限られる

1時間足での取引は、短い時間足と比較するとトレードのチャンスが減ることが明らかです。1時間ごとに新たな足が形成されるため、15分足や5分足、さらには1分足といった短期足においては、瞬時に発生する価格変動を捉えやすいのに対し、1時間足はその分、取引の機会が少なくなります。これにより、利益を上げるチャンスも限られるというデメリットがあります。

しかし、トレード機会が多いことは、損失を出す機会も増えることを意味します。無理にトレードを続けることで、感情的になってしまい、さらに損失を拡大させる危険性があります。このデメリットを意識することで、より落ち着いてトレードを行うきっかけと捉えることもできます。

FXの1時間足のシンプル手法で押さえておきたいプライスアクション

FXにおいて、1時間足を使ったシンプル手法で押さえておきたいプライスアクションは以下の4つです。

  • はらみ足
  • 包み足
  • マスターキャンドル
  • リバース・マスターキャンドル

それぞれについて、簡単に解説します。

はらみ足

はらみ足は、プライスアクションの中でも重要なパターンの一つです。これは、前の足の高値と安値を包み込む形で形成される足で、相場の転換点や勢いの変化を示唆します。

具体的には、上昇トレンド中に出現したはらみ足は、反転の兆しとなりやすく、トレーダーにとってエントリーやエグジットの判断材料となります。このシンプルな手法を活用することで、相場の流れを把握しやすくなるため、トレードの精度向上に役立つでしょう。

包み足

包み足は、相場の反転やトレンドの強さを示す重要なプライスアクションパターンです。これは、現在の足が前の足を完全に包み込む形で形成され、特に強い買いまたは売りの圧力を示します。

例えば、下落トレンド中に出現した包み足は、買いのシグナルとなることが多く、トレーダーはこれを参考にエントリーのタイミングを計ることができます。このシンプルな手法を取り入れることで、相場の転換点を見逃さず、より有利なトレードを実現する助けとなるでしょう。

マスターキャンドル

マスターキャンドルは、トレンドの強さや市場の意識を把握するために重要なプライスアクションパターンです。これは、前の数本のキャンドルの高値と安値を一度に包み込む大きなキャンドルで形成されます。

このキャンドルが出現すると、その後の動きに強い影響を与えることが多く、トレーダーはこれをトレードのエントリーやストップロスの設定に活用できます。

リバース・マスターキャンドル

リバース・マスターキャンドルは、上昇トレンドの中で形成される特異なプライスアクションパターンで、強気の市場における逆転の兆候を示します。

このパターンは、通常のマスターキャンドルの形を反転させたもので、前のキャンドルの高値を上抜けた後、急激に反落し、長い上ヒゲを持つキャンドルで構成されます。トレーダーは、リバース・マスターキャンドルを目安にショートポジションを考慮し、トレンドの転換を捉えることが期待されます。

FXの1時間足で勝てる手法を見つけるための3ステップ

ここからは、FXの1時間足で勝てる手法を見つけるための3ステップとして、以下の流れで解説します。

  1. シンプルなルールを設定する
  2. ルールに従い検証ツールでトレードする
  3. 検証結果からトレードルールを見直す

ルール選定のコツも解説しますので、1つずつ見ていきましょう。

ステップ1:シンプルなルールを設定する

FXで成功するためには、明確なトレードルールが不可欠です。まずは、1時間足のチャートを開き、シンプルなルールを設定しましょう。好みに応じて、さまざまなインジケーターや水平線などのラインをチャートに追加してみてください。

これらを用いて、優位性が得られるアイデアを考え出し、仮説的なルールを構築します。例えば「短期と長期の移動平均線がゴールデンクロスを形成した場合に買い、デッドクロスで売り」といったシンプルで判断に迷わないルールが理想的です。このように、分かりやすいルールを設定することで、トレードの判断がスムーズになり、冷静な意思決定が可能になります。

ルール設定のコツについて、以下にポイントを挙げます。

ルール設定のコツその1:通貨ペアを絞る

FXでは、多くの通貨ペアが取引可能ですが、全てを監視するのは現実的ではありません。まずは、注目する通貨ペアを絞り込むことが重要です。多くのペアを追うことで、チャンスは増えるものの、分析が不十分になりやすいです。

特に流動性の低いマイナー通貨は、テクニカル分析が効きにくく、予想外の値動きが起こりやすいため注意が必要です。1~3ペアに絞ることで、各通貨の特性を深く理解し、冷静にトレード判断ができるようになります。

ルール設定のコツその2:見る時間足を絞る

FX取引において、時間軸を選ぶことも非常に重要です。多くの時間足を同時に監視すると、情報が氾濫し、判断が難しくなります。そこで、メインにする時間軸を決めることが肝心です。

例えば、1時間足を主に使用する場合、全体の環境を把握するために4時間足を、エントリーポイントを見極めるために15分足を利用するという具合です。こうすることで、目的に応じて他の時間軸を活用しつつ、相場分析がスムーズに行えます。時間足を絞ることで、より集中したトレードが可能になります。

ルール設定のコツその3:トレードする時間帯を固定する

FXの魅力の一つは、24時間いつでも取引できる点です。しかし、取引する時間帯を選ぶ際は、選択肢を増やすよりも絞ることが重要です。相場は時間帯によって動きやすさやボラティリティが異なるため、特に得意な時間帯を見つけることが勝利につながります。

例えば、オセアニア時間は静かで、東京市場が開くと急に動き出すことがあります。また、ロンドンやニューヨーク市場が開くと値動きが激しくなるため、自分に合った時間帯を固定してトレードすることで、より安定した取引が可能になります。

多くの成功したトレーダーも、苦手な時間帯を避けることで優位性を持たせています。

ルール設定のコツその4:インジケーターは1つもしくは2つまで

テクニカル分析を行う際、インジケーターは有用な情報を提供しますが、数を増やしすぎると逆効果になることがあります。特に初心者は、さまざまなインジケーターに頼りがちですが、これがチャートを混乱させてしまうことがあります。最も重要なのは、ローソク足の動きや形をしっかり把握することです。

複数のインジケーターを使うと、分析が散漫になり、効果的な判断が難しくなります。したがって、1つまたは2つの見やすいインジケーターに絞り、それを使って得られる情報に焦点を当てることで、より明確なトレード判断が可能になります。

ステップ2:ルールに従い検証ツールでトレードする

仮説として設定したトレードルールを実践するためには、検証ツールを活用して過去のチャートで徹底的にテストすることが重要です。まずは、設定したルールに基づいてトレードを繰り返し行い、勝ちと負けの割合を確認しながら勝率を把握しましょう。さらに、損切りと利確の幅を比較することで、リスクリワードのバランスも評価します。

理想的には、100回から200回のトレードを実施し、トータルの成績を分析することが推奨されます。これにより、得られる結果が偶然による偏りやバラつきから解放され、より信頼性の高いデータが得られます。

つまり、十分なトレード回数をこなすことで、ルールの有効性を検証し、成功する可能性を高めることができます。

ステップ3:検証結果からトレードルールを見直す

検証の結果、利益が上がっていれば、それは有効なトレードルールが存在する可能性を示しています。一方で、損失が出た場合でも、それは逆に優位性を見つける手がかりとなるかもしれません。

この視点は多くのトレーダーが見落としがちですが、重要です。結果が期待に反していても、それを学びの材料とすることで次の成功へとつながります。検証は単に結果を確認するだけでなく、勝ち方を模索する貴重な機会です。

さらに、100回や200回のトレードだけでは不十分な場合が多いので、理想としては500回から1,000回程度のトレードを実施し、その中で得られるデータを基に優位性の安定性を確認しましょう。

まとめ

今回は、FXの1時間足を使ったトレード手法の考え方について解説しました。1時間足は、多くのトレーダーが意識する時間足であり、短い時間足に比べて落ち着いてトレードできる反面、毎時間チャートの確認が必要であったり、短い時間足よりもトレード機会が限られたりすることが特徴です。

記事で紹介したトレード手法の見つけ方を参考にしながら、自身のスキルやトレードスタイルに合わせて適切なトレード手法を見つけ、勝率を高められるようにしていきましょう。

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この記事を書いた人

みわのアバター みわ 奇跡のおこもりトレーダー

50歳、地方暮らしのシングルマザーで、息子2人、犬4匹、鳥7羽、夫0人で家にこもって生活してます。生活資金が底をつく超貧乏生活から、7年前に、“自宅での稼ぎ方”に出会って脱出しました。

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