FXのゴールド(GOLD)取引は難しい?メリットや注意点を解説

FXのゴールド(GOLD)取引は難しい?メリットや注意点を解説
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「ゴールドを使ったFX取引に興味があるけど、どう始めたらいいのか分からない」「ゴールドの価格変動をどう予測すればいいの?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

ゴールドを使ったFX取引を成功させるためには、金市場の特性を理解し、適切な取引戦略を立てることが欠かせません。

今回は、FXでのゴールド取引の基本や、効果的な取引手法について詳しく解説します。「ゴールド取引で安定した利益を上げたい」「金価格の変動をうまく利用したい」という方は、ぜひ参考にしてください。

目次

FXでゴールド(GOLD)の取引はできる?4つの特徴を確認しよう

FX取引の中には、ゴールドを取引できるオプションも存在します。多くのFX業者は、CFD(差金決済取引)を通じてゴールドの取引を提供しています。

CFDとは、実物を保有せず、取引の利益や損失のみをやり取りする方法で、通貨ペアの取引と本質的には変わりません。

例えば、米ドル建てでのゴールド取引は「XAU/USD」や「GOLD_USD」として表示され、FX取引と同様の感覚で扱えます。

特徴1:ボラティリティが大きい

ゴールド取引は、FX通貨ペアと比べて価格変動が激しいのが特徴です。具体的には、1日に数百pipsの変動が見られることがあり、これは通貨ペアでは稀なケースといえます。

高いボラティリティは、利益を大きくするチャンスを提供しますが、その分リスクも増大します。

特に、ボラティリティが高いとスプレッドが広がる傾向があり、ゴールドのスプレッドは他の通貨ペアよりも広くなることが多いため、取引の際はこの点に注意が必要です。

特徴2:CDF取引ができる

ゴールドの取引はCFD(差金決済取引)で行うことができます。CFD取引は、取引開始時と終了時の価格差で損益が決まる方法で、実物のゴールドを保有する必要がありません。

この取引方法は、FXと同様に証拠金を元手にレバレッジをかけて取引できるため、手軽に始められることが特徴です。CFD取引では為替、貴金属、原油、食品、株式など幅広い商品が取引対象となり、FX取引とほぼ同じ手法で取引できます。

ただし、取引可能な時間帯やスプレッドなどは業者によって異なることがあるため、事前に確認しておくことをお勧めします。

特徴3:ファンダメンタルズの影響を受けやすい

ゴールド取引は、FX通貨ペアと比べてファンダメンタルズの影響を強く受けやすいのが特徴です。ファンダメンタルズとは、経済指標、戦争、政治家の発言、経済政策、災害など、取引に影響を与えるさまざまな要因を指します。

特に、ゴールドは多くのトレーダーが関心を持ち、特に中国の需要が高いため、中国関連のニュースが価格に大きな影響を与えることがあります。

また、経済が不安定になるとゴールドの価格は上昇しやすく、通貨や株式よりも価値が安定しているとされています。このため、ゴールドは「有事の金」として注目され、ファンダメンタルズを意識した長期的な取引が有効です。

常に最新の情報を把握し、ファンダメンタルズに基づいた取引戦略を立てることが重要です。

特徴4:米ドルとは逆の相関関係になりやすい

ゴールドは米ドルと逆の相関関係を持ちやすいという特徴があります。

具体的には、米ドルの価格が上昇するとゴールドの価格が下落し、逆に米ドルが下落するとゴールドの価格が上昇する傾向があります。これは、ゴールドが「価値の保管場所」としての認識を持たれているためです。

米ドルの信頼性が低下すると、人々は安定した価値を持つゴールドに投資する傾向があります。一方で、米ドルが強いときはゴールドが売られ、米ドルに投資が集まります。この逆相関関係を理解しておくことで、ゴールド取引の戦略に役立てられるでしょう。

FXにおけるゴールド(GOLD)取引のメリット

FXにおけるゴールド取引のメリットとして、次の3つが挙げられます。

  • ​​ほぼ24時間取引可能である
  • 少ない資金から始められる
  • 下落局面でも利益を得るチャンスがある

それぞれについて解説します。

ほぼ24時間取引可能である

FX業者を利用してゴールドのCFD取引を行うと、平日のほぼ24時間、柔軟に取引が可能です。これは現物取引と比べて大きなメリットであり、取引時間が限られる現物取引に比べて、自分のライフスタイルに合わせた取引がしやすくなります。

特に、異なる時間帯に取引を行いたい方や、仕事や生活の合間に取引を行いたい方にとって、FX業者でのゴールド取引は非常に便利です。これにより、マーケットの動きに迅速に対応できるため、より効果的なトレードを実現できるでしょう。

少ない資金から始められる

FXでは、レバレッジを活用することで少額の資金からゴールド取引を始められます。レバレッジとは、預けた証拠金を元に、より大きな取引を行える仕組みです。

例えば、1,000円の証拠金で1,000倍のレバレッジをかければ、100万円分の取引ができるため、初期投資が少なくても大きなポジションを持つことができます。ゴールドのCFD取引も同じようにレバレッジを利用できるため、現物取引に比べて初期投資を抑えられることが特徴です。

これにより、リスクを管理しながら効率的なトレードを行いやすいでしょう。

下落局面でも利益を得るチャンスがある

ゴールドの現物取引では、価格が上昇しない限り利益を得ることは難しいですが、CFD取引では異なります。CFD取引は、ゴールドを「買う」だけでなく「売る」こともできるため、相場が下落している局面でも利益を狙うチャンスがあります。

これにより、上昇局面だけでなく、下落局面でも利益を得られる可能性が広がるでしょう。

FX業者でのゴールドCFD取引は、相場の動きに応じて柔軟な取引が可能で、より多くの利益機会を提供してくれます。

FXにおけるゴールド(GOLD)取引の注意点

FXにおけるゴールド取引の注意点として、以下が挙げられます。

  • レバレッジをかけすぎないこと
  • ポジションの持ち越しは避ける
  • 取引条件に注意する

それぞれについて解説します。

レバレッジをかけすぎないこと

ゴールドのCFD取引では、ハイレバレッジを利用することで少額の資金でも大きな取引が可能ですが、これにはリスクも伴います。特にゴールドは価格変動が大きいため、レバレッジをかけすぎると損失も大きくなりやすいです。

急激な値動きが発生した際にロスカットが間に合わないと、口座資金を超える損失を被る可能性もあります。そのため取引を行う際は、自分の資金とリスク許容度に応じた適切なレバレッジを設定することが重要です。

また、口座資金以上の損失を防ぎたい場合は、ゼロカットシステムを導入している業者の利用を検討すると良いでしょう。ゼロカットシステムとは、損失が口座資金を超えた場合に、業者がその損失を負担してくれる仕組みです。

ポジションの持ち越しは避ける

ゴールドは価格変動が激しく、短時間で大きな損失を被るリスクがあります。特に、ポジションを翌日まで持ち越すと、予期しない価格変動によって大きな損失が発生する可能性が高まります。

例えば、経済指標の発表や地政学的なニュースなどが影響し、翌日のレートが急激に変動すると、ロスカットが間に合わずに大きな損失を出す恐れがあります。そのため、ゴールド取引ではポジションを持ち越さず、短期的な取引を心がけることが推奨されます。

リスクを最小限に抑えるためにも、ポジションの持ち越しは避けるのが賢明です。

取引条件に注意する

同じFX業者でも、通貨ペアとゴールドの取引条件は異なることがあります。特に、レバレッジやスプレッドの設定が異なるため、ゴールド取引における条件をしっかり確認することが重要です。

たとえば、米ドル/円といった通貨ペアと比較して、ゴールドの取引には異なるレバレッジ制限やスプレッドが適用される場合があります。このように取引コストやリスク管理に影響が出るため、事前に取引条件を詳細に確認して自分の取引スタイルや目的に合ったFX業者を選ぶことが推奨されます。

取引条件を理解することで、より効果的な取引を実現できるでしょう。

FXのゴールド(GOLD)取引で勝つためのポイント

FXのゴールド取引で勝つためのポイントとして、以下の4つを紹介します。

  • スキャルピングでトレードする
  • 損切りラインを決めておく
  • 損失許容額を決めておく
  • インジケーターを活用する

それぞれのポイントを確認しましょう。

スキャルピングでトレードする

ゴールドの取引においては、スキャルピングが非常に有効な戦略です。ゴールドはボラティリティが高く、価格が短時間で大きく変動するため、スキャルピングに適しています。

スキャルピングとは、短期間で小さな価格変動を狙って頻繁に取引を行う手法です。ボラティリティが低い銘柄では価格の動きが鈍く、スキャルピングの効果が薄れることがありますが、ゴールドは逆に短時間で大きな値動きを見せるため、スキャルピングに向いています。

短期間でのエントリーと決済を繰り返すことで、効率よく利益を積み上げることが可能です。このため、ゴールド取引を行う際は、スキャルピングを活用して短期的な価格変動を最大限に利用するのがおすすめです。

損切りラインを決めておく

ゴールド取引においては、損切りラインを事前に設定することが極めて重要です。エントリーする前に損切りの位置を明確に決めておかないと、価格が予想と反対方向に動いた場合、含み損が拡大し、適切なタイミングでの損切りが難しくなります。

これにより、損失が累積し、最終的にはロスカットに至るリスクが高まります。ゴールドは価格変動が激しいため、特に慎重な損切り設定が求められるでしょう。

エントリー後に価格が逆行する場合や、利益が出ていたにもかかわらず途中で逆行する状況に備えた撤退方法を計画しておくことが重要です。ゴールド取引で成功するには、損失を最小限に抑えるために事前に明確な損切りラインを設定し、計画的に取引を行うことが欠かせません。

損失許容額を決めておく

ゴールド取引では、損切り時の損失許容額を事前に設定することが重要です。一般的には、損失許容額を口座資金の2%程度に設定するのが望ましいとされています。損切り位置を決めるだけでなく、損失がどの程度まで許容できるのかを把握しておくことで、冷静な取引が可能になります。

損失許容額は、取引手法の勝率や連敗の可能性に基づいて設定するのが理想です。例えば、使用している手法が70%の勝率を持ち、最大で5連敗する可能性がある場合、1回の損失を口座資金の2%までに抑えておけば、理論的には口座が破産せずに長期的に利益を伸ばしていけるでしょう。

このように、自分の取引スタイルとリスク管理に合わせて適切な損失許容額を設定し、計画的に取引を行うことが大切です。

インジケーターを活用する

ゴールド取引では、インジケーターの活用が非常に効果的です。ゴールドはFXの通貨ペア取引に次いで人気が高く、多くのトレーダーが参入しています。そのため、テクニカル分析が比較的効きやすい傾向があります。

そこでインジケーターを使用することで、価格の動向をより正確に把握でき、取引の精度が高まりやすくなるでしょう。

例えば、移動平均線や相対力指数(RSI)、MACDなどのインジケーターは、ゴールドの価格動向を読み解くのに役立ちます。これらのツールは価格のトレンドや過熱感を把握するのに優れており、取引のタイミングを見極めるのに有効です。インジケーターを積極的に取り入れることで、より計画的で効果的な取引が可能となり、成功の確率が高まります。

まとめ

今回は、FXにおけるゴールド取引の特徴やメリット・デメリット、勝つためのポイントについて解説しました。ゴールド取引は通貨ペアの取引とは異なる性質を持つため、ボラティリティが大きい、ファンダメンタルズの影響を受けやすいといった特徴を理解した上で、戦略的に取り組むことが欠かせません。

ただし、レバレッジをかけすぎたりポジションを持ち越したりすると、急激な価格変動に対応できず損失が大きくなる可能性があるため、注意が必要です。

記事で紹介したゴールド取引のポイントを参考にしながら、リスク管理をしっかりと行い、ゴールド取引で利益を増やしていけるようにしましょう。

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この記事を書いた人

みわのアバター みわ 奇跡のおこもりトレーダー

50歳、地方暮らしのシングルマザーで、息子2人、犬4匹、鳥7羽、夫0人で家にこもって生活してます。生活資金が底をつく超貧乏生活から、7年前に、“自宅での稼ぎ方”に出会って脱出しました。

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