FXと株はどっちが稼げる?主な違いやメリット・デメリットを徹底解説

FXと株はどっちが稼げる?主な違いやメリット・デメリットを徹底解説
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「FXと株、どちらを選ぶべきか迷っている」という方は、多いのではないでしょうか。どちらを選ぶべきかは、投資目的やリスク許容度、取引スタイルによって異なります。

FXは外国為替市場での取引であり、通貨の相対価値変動による利益を狙います。一方、株式市場では企業の株式を購入し、その企業の成長や配当を見込んで投資するのが一般的です。

今回はそんなFXと株の違いや、選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。投資を始める際の参考として、ぜひ最後までご覧ください。

目次

FXと株はどっちを選ぶべき?

株とFX、どちらが自分に合っているか選ぶ際には、投資の目的やスタイルによって異なるメリットがあります。

株がおすすめなのは、中長期的な視点で資産を増やしたい方や企業分析に興味がある方です。長期保有で配当金や株主優待を得ることができるほか、企業の成長性に応じて資産の増加が期待できます。しかし、その分リスク管理や市場の理解が求められます。

一方、少額から始めたい方や時間に制約がある方にはFXが向いているでしょう。24時間取引可能で、レバレッジを活用すれば少ない資金で大きなリターンを狙えます。短期間で効率よく利益を上げたい方には特におすすめですが、市場の変動に対するリスク管理も重要です。

FXと株はどっちが稼げるのか?6つの違いを徹底解説

「FXと株はどっちが稼げる?」といった質問がありますが、そもそもの性質が違うため、一概に「こっちのほうが稼げる」とは言い切れません。

ただし、FXと株の間に存在する違いについては、理解しておくと自身に合った方法でのトレードが可能となるでしょう。

ここでは、以下の違いについて解説します。

  • 投資商品
  • 値動きの幅
  • 必要な資金
  • 取引時間
  • レバレッジ
  • 手数料

それぞれについて確認しましょう。

違い1:投資商品

株とFXの最初の違いは、投資対象と利益の出し方です。株式投資では、企業が発行する株式を対象にします。これにより、企業の成長や収益に応じて株価が変動し、投資家は株価の上昇や配当金を通じて利益を得ます。

一方、FX取引では外国為替市場で通貨ペアを対象に取引を行います。ここで利益を得る主な方法は、通貨価格の変動による売買差益やレバレッジを活用した取引です。

投資商品の違いにより、株式投資とFX取引は異なるリスクとリターンの構造を持ちます。

違い2:値動きの幅

株とFXの違いは、値動きの幅でも顕著に現れます。

株市場では、一般的に1日の値動きが1%から3.6%程度で推移します。株価の変動は企業の業績や市場状況により影響を受け、時に大きな変動を見せることがあります。

一方で、FX市場では通貨ペアの値動きが比較的安定しており、1日の変動幅は0.5%から1.8%程度です。FX取引では値幅制限がないため、市場の変動に応じて価格が連続して動くことがあります。

また、取引の最小単位も異なり、株取引が最小で0.1円単位に対し、FXは最小で0.005単位となっています。投資家はこれらの特性を考慮し、リスク管理をしっかりと行うことが重要です。

違い3:必要な資金

株とFXでは、取引に必要な資金の規模が異なります。株取引では、一般的に1単元株を購入するためには15万円以上の資金が必要です。株価に応じて単元株の価格が変動しますが、少額での取引を希望する場合はミニ株サービスを活用できます。

一方、FX取引では相対的に少額の資金で始めることが可能です。例えば、4万円程度の資金で取引を開始できます。

FX市場では通貨ペアの価格が低く、1通貨単位での取引が可能なため、少額からの投資が容易です。また、レバレッジを活用することで、少額の資金で大きな取引ができる場合もあります。

違い4:取引時間

株とFXの取引時間には大きな違いがあります。株取引は、通常平日の午前9時から午後3時までの間に限られています。また、昼休み時間帯なども取引が停止します。このため、1日に実際に取引できる時間は約5時間程度のみです。

一方、FX取引は平日であれば24時間いつでも取引可能です。市場が世界中で動いているため、昼夜を問わず取引を行えます。この柔軟性から、昼間に仕事を持つ人でも自由に取引を開始できるのは大きな利点です。

ただし、FX市場の24時間性は、投資家にとって市場の動向に応じた迅速な対応が可能となる一方で、リスク管理が重要となることもあるため、慎重に取り組みましょう。

違い5:レバレッジ

株とFXのレバレッジには、大きな違いがあります。

株取引では、現物取引ではレバレッジをかけることができず、信用取引を利用する場合に最大で3.3倍のレバレッジが可能です。ただし、銘柄によっては信用取引が制限されることもあります。

一方、FX取引では最大で25倍のレバレッジをかけることができます。この高いレバレッジを活用することで、少額の資金で大きな利益を狙いやすいでしょう。FX市場ではどの通貨ペアでも一定のレバレッジが許容されるため、投資家は市場の動向に応じて柔軟にポジションを取れることが特徴です。ただし、レバレッジを大きくかけることは同時にリスクも高めるため、慎重な取引が求められます。

違い6:手数料

株とFXの手数料には大きな違いがあります。株取引では、ネット証券を利用すると多くの場合手数料が無料です。ただし、一部の証券会社では最低手数料が設定されていることもあり、取引金額によって手数料が変動することもあります。

一方、FX取引では基本的に手数料が無料ですが、買いと売りの価格に設定されるスプレッドが実質的な手数料となります。例えば、1万通貨の取引でスプレッドが0.3銭であれば、取引ごとに実質30円の手数料がかかることになります。

投資家は手数料の仕組みを理解し、自身の取引スタイルに合った取引先を選ぶことが重要です。

FXの主なメリット・デメリット

ここではまず、FXの主なメリット・デメリットについて解説します。

それぞれの要素を掴み、利用すべきかを判断しましょう。

メリット

FXの魅力は、その利益の出しやすさと取引の柔軟性にあります。

FXでは最大25倍のレバレッジを活用できるため、少額の資金で大きな取引が可能です。例えば数円から数十円の取引でも、レバレッジを利用することで相対的に大きな利益を狙いやすいでしょう。また、通貨の価値が下がっている場面でも売り注文を行うことで利益を狙えるため、市場の動向に応じた柔軟な取引が可能です。

さらに、FX市場は平日を通じてほぼ24時間取引が可能です。これにより、仕事の時間が不規則な人でも自分のライフスタイルに合わせて取引を行える点は大きなメリットといえます。

取引手数料が無料であることも大きな魅力であり、取引コストを低く抑えられます。これらの特性から、FXは投資初心者から上級者まで幅広い投資家にとって魅力的な選択肢となっています。

デメリット

FXの主なデメリットは、高いレバレッジによる損失リスクです。FX取引では最大25倍のレバレッジを活用できるため、少額から大きな利益を目指せる一方で、市場の予測外の動きにより損失も急激に拡大する可能性があります。

特にスワップポイントを狙う取引では、通貨ペアの金利差による利益を目指しますが、急激な価格変動により逆に損失が生じるリスクも考慮しなければなりません。

また、FXで一定の利益を得た場合、確定申告が必要となります。自己責任での税金の管理や申告手続きには時間と労力が必要であり、トレーダーにとっては負担となることがあるかもしれません。

株の主なメリット・デメリット

続いて、株式投資の主なメリットやデメリットを紹介します。

メリット

株投資の魅力は、その手軽さと大きな利益を狙える点にあります。株を長期保有することで、配当金を得たり、企業の株主優待を受け取ったりできます。

また、株式市場では価格変動が大きく、少額の投資資金で複数倍の利益を目指せることがあります。このため、投資初心者から上級者まで幅広い投資家に人気です。

さらに、特定口座を選択することで源泉徴収ありの制度が適用され、年末調整や確定申告の手続きが不要となります。これにより、投資にかける時間を増やせるため、手間をかけずに効率よく資産形成を進めることが可能です。株式投資は、その高いポテンシャルと手軽さから、多くの投資家にとって魅力的な選択肢となっています。

デメリット

株投資の主なデメリットは、取引までのハードルの高さです。株式市場は証券取引所が開いている平日の昼間にしか取引ができず、仕事や育児に追われている人にとっては取引が難しい環境といえます。

事前に注文を出すこともできますが、市場の流動性が低い時間帯や特定の銘柄では約定が難しいこともあるでしょう。

また、株式市場には数千種類もの銘柄が存在し、投資先を選ぶ際の難易度が高い点もデメリットです。特に初心者にとっては、どの銘柄を選べば良いのか迷うことが少なくありません。情報の収集や有識者の意見に依存することが多く、投資判断に時間と労力を要することがあります。

FXと株、おすすめなのはどんな人?

ここまで読んだ中でも、結局FXと株のどちらを選ぶべきかわからず。悩んでいる方も多いでしょう。

ここでは、それぞれについておすすめな人の特徴を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

FXがおすすめな人

FXは、資金が少ない人や短期的に利益を上げたい人、また日中忙しい人に特におすすめです。レバレッジを活用すれば少額から取引を始めることができ、少ない資金で大きなリターンを狙うことが可能です。

また、スワップポイントが毎日入る特性から、短期的な利益を目指すトレーダーにも適しています。

さらにFX市場は世界中に広がっており、平日なら24時間取引が可能です。これにより、昼間に仕事や家事に追われている人でも自分のライフスタイルに合わせて取引を行えます。。時間の制約が少ないため、夜間や早朝などの非常勤時間帯に取引を行うこともでき、柔軟性のあるトレードスタイルを実現できます。

株がおすすめな人

株は中長期的な投資を考えている人や、日中に時間が取れる人に向いています。

長期的な保有により株価の上昇を狙える他、一部の銘柄では配当金や株主優待を得ることも可能です。

投資先の企業を分析し、市場の状況や有価情報を継続的に確認することで、投資の成功に近づきやすいでしょう。日中の平日に取引可能な時間があることも大きな利点であり、株式市場の動向をリアルタイムで追えます。

FXと株のチャートの違いは何?

FXと株のチャートは、基本的な見方は共通しています。どちらも時間を横軸にして価格を縦軸にプロットしますが、その背景にある市場の性質や流動性の違いから、チャートの動きには大きな違いがあります。

FXの場合、世界中からの取引量が多く、流動性が非常に高い特徴があります。このため、チャートの動きは比較的安定しており、テクニカル分析が有効に機能します。突発的な価格の変動が少なく、価格がパターンに従って動くことが多いです。

一方で、株の市場は取引量が少ない銘柄も多く、取引時間も限られています。そのため、株のチャートは流動性が低く、価格の動きが不安定であり、予測が難しい場合があります。株の取引ではチャート分析に加えて、板情報なども重要視され、価格に影響を与える注文の動向を考慮する必要があります。

また、テクニカル分析はFXと株で基本的に同じですが、その適用のしやすさに違いがあります。FXではチャートのパターンに沿って相場が動くことが多いため、テクニカル分析がより効果的に使われる傾向があります。一方で、株の市場は流動性が低く、個々の銘柄によって価格の挙動が異なるため、より緻密な分析が求められることが多いでしょう。

まとめ

今回は、これから投資を始める方がFXと株のどちらに取り組むべきか、どのような違いがあるのかといった視点で解説しました。

FXと株はそれぞれ異なる特徴を持つため、違いを理解した上で、ご自身の投資スタイルや資産状況、生活リズムなどに合わせて適切な方法を選ぶのがおすすめです。

記事で紹介した内容を参考にしながら、より多くの利益が期待できる投資方法を検討しましょう。

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この記事を書いた人

みわのアバター みわ 奇跡のおこもりトレーダー

50歳、地方暮らしのシングルマザーで、息子2人、犬4匹、鳥7羽、夫0人で家にこもって生活してます。生活資金が底をつく超貧乏生活から、7年前に、“自宅での稼ぎ方”に出会って脱出しました。

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