FXでポジションを持ち続けるとどうなる?利益を狙うポイントを解説

FXでポジションを持ち続けるとどうなる?利益を狙うポイントを解説
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「FXでポジションを持ち続ける際のリスクや適切なタイミングが分からない」「利益を最大化するためにどのくらいの期間ポジションを保持すればいいのか悩んでいる」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

今回は、ポジションを持ち続ける際の基本的な考え方や、リスクを最小限に抑える方法について詳しく解説します。

「FXトレードでのポジション保持のコツを知りたい」「適切な利益確定のタイミングを知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

目次

FXでポジションを持ち続けるとは何を指す?

FXでポジションを持ち続けるとは、保有する通貨を決済せずに数週間から数年単位で保持することを指します。この状態を「ポジションを持っている」と言い、FX(外国為替証拠金取引)では、日本円や米ドルなどの通貨を売買し、その価格差から利益を得ることが目的です。

長期的にポジションを持つことで、短期売買では得られない大きな値動きを一度の取引で享受できる可能性があります。また、短期取引に比べて取引コストが低く、頻繁に市場の動きを監視する必要がないため、精神的な負担も軽減されます。

これにより、投資家は相場の長期的なトレンドに基づいた戦略を練ることができ、安定した収益を目指すことが可能になります。

FXでポジションを持ち続けるメリット

FXでポジションを持ち続けるメリットとして、以下の5つが挙げられます。

  • 1回の取引で多くの利益を狙える
  • 取引コストを抑えられる
  • 多くのスワップポイントを狙える
  • チャートを頻繁に確認する必要がない
  • 取引環境を整えやすい

それぞれ解説します。

1回の取引で多くの利益を狙える

FXでポジションを持ち続ける最大のメリットの1つは、1回の取引で大きな利益を狙える点です。長期的なトレンドを見極めることで、短期間の価格変動に左右されず、より広い値幅を一度の取引で享受できます。

例えば、数週間や数ヶ月にわたる価格の上昇や下降を捉えることで、短期売買では実現しにくい利益を確保可能です。

また、長期保有によって、相場が調整局面に入っても耐える余裕が生まれます。これにより、突発的な値動きに対するリスクを軽減し、計画的に利益を得やすいでしょう。

取引コストを抑えられる

FXでポジションを持ち続けるメリットは、取引コストを抑えられる点です。短期売買では、頻繁にエントリーやエグジットを行うため、スプレッドや手数料が累積して高額になりがちですが、長期保有の場合は、これらのコストを大幅に削減できます。

ポジションを持ち続けることで、数回の取引で得られる利益を、取引コストの負担を最小限に抑えつつ享受きます。また、取引回数が少なくなるため、精神的な負担も軽減され、トレードに対するストレスが少なくなるのも魅力です。

多くのスワップポイントを狙える

FXでポジションを持ち続けるメリットとして、多くのスワップポイントを狙えることも挙げられます。スワップポイントとは、異なる金利を持つ通貨間の取引で発生する金利差のことで、ポジションを翌日以降に持ち越すと、その金利差が日々の利益として加算されます。

特に、金利の高い通貨を買い、低い通貨を売る「キャリートレード」を活用することで、長期保有によってスワップポイントを積み上げることが可能です。これにより、ポジションの含み益だけでなく、日々のスワップポイントも利益に加算されるため、資産の増加が期待できます。

チャートを頻繁に確認する必要がない

FXでポジションを長期保有することのメリットの1つは、チャートを頻繁に確認する必要がない点です。短期トレードでは、相場の動向を常に追い続ける必要があり、価格変動に敏感になることが求められます。しかし、長期保有では、日々の価格変動に左右されることが少なくなります。

ポジションを数週間から数年単位で保有するため、長期的なトレンドを意識しながら、じっくりと市場の動きを見ることが可能です。このため、時間に追われることなく、他の業務やプライベートな活動に集中できるのも大きな魅力です。

また、頻繁にチャートを確認しなくても、必要に応じて戦略を見直す時間を持てるため、冷静な判断を下しやすくなります。

取引環境を整えやすい

FXでポジションを長期保有するメリットの1つは、取引環境を整えやすい点です。短期トレードでは、急激な市場変動やチャンスを逃さないために、瞬時に反応する必要があります。そのため、取引環境を常に最適な状態に保つことが求められ、精神的なストレスも大きくなります。

一方、長期保有の場合、相場の動きをじっくり観察しながら、必要なツールや情報を整えることが可能です。自分のトレードスタイルに合ったインジケーターやチャート設定を選ぶ余裕が生まれ、より快適な取引環境を構築できます。

また、取引のスケジュールを自分のライフスタイルに合わせることができるため、柔軟に時間を使えるようになるでしょう。

FXでポジションを持ち続けるデメリット

反対に、FXでポジションを持ち続けるデメリットとして、以下の3つが挙げられます。

  • 資金力が求められる
  • スワップポイントを多く支払う可能性がある
  • ポジションが塩漬けになる可能性がある

それぞれ解説します。

資金力が求められる

FXでポジションを長期的に持ち続けるデメリットの1つは、資金力が求められることです。長期保有では、為替相場の変動に対して耐える必要があり、短期間での損失をカバーするための十分な資金が必要になります。特に、相場が予想に反して動いた場合、必要な証拠金が不足すると、強制ロスカットのリスクが高まります。

また、ポジションを保有する期間が長くなるほど、価格変動による影響が大きくなります。資金が不足していると、余裕を持った取引ができず、冷静な判断が難しくなる場合もあります。さらに、スワップポイントを考慮に入れても、資金の流動性が求められるため、長期投資の際には十分な資金力が重要となります。

スワップポイントを多く支払う可能性がある

FXでポジションを長期保有する際のデメリットの1つに、スワップポイントを多く支払う可能性があります。スワップポイントは、通貨ペアの金利差に基づいて発生するもので、保有ポジションに対して日々計算されます。長期保有する場合、スワップポイントが累積し、思わぬコストとなることがあります。

特に、低金利の通貨を売り、高金利の通貨を買う場合、スワップポイントを受け取ることができる一方で、逆の組み合わせでは支払いが生じます。このように、長期にわたってポジションを持ち続けると、スワップポイントの支払いが膨らむ可能性があり、最終的な利益を圧迫する要因となります。

ポジションが塩漬けになる可能性がある

FXでポジションを持ち続ける際のデメリットとして、ポジションが塩漬けになる可能性もあります。これは、価格が思うように動かず、利益が出ないままポジションを保有し続ける状況を指します。特に長期保有の場合、経済情勢や市場の変化に影響されやすく、予想外の値動きに直面することが多いです。

ポジションが塩漬けになると、資金が固定されてしまい、他のトレード機会を逃すリスクも増大します。また、損失が膨らむ場合には、精神的なストレスも大きくなります。このような状況に陥らないためには、定期的に市場を分析し、適切な判断を下すことが不可欠です。

FXでポジションを持ち続ける場合の利益の狙い方

FXでポジションを持ち続ける場合、以下のポイントを意識して利益を狙うことが大切です。

  • あらかじめ損切りのタイミングを決めておく
  • 資金管理を徹底する
  • 長期保有に適した通貨ペアを選ぶ
  • スワップポイントを活用する
  • ファンダメンタルズ分析を身につける

それぞれ解説します。

あらかじめ損切りのタイミングを決めておく

FXでポジションを持ち続ける際、あらかじめ損切りのタイミングを決めておくことは、リスク管理の要となります。特に長期保有では、相場が予想外の動きを見せることがあるため、冷静な判断が求められます。損切りラインを設定しておくことで、急激な価格変動に対しても迅速に対応でき、資金の大幅な損失を防ぐことができます。

損切りのタイミングを決定する際には、テクニカル分析を活用するのが有効です。例えば、サポートラインやレジスタンスラインを参考にし、これを下回った場合に損切りを実行するルールを設けることが考えられます。

また、損失額が自身のリスク許容度を超えないよう、適切な金額を設定しておくことも重要です。

資金管理を徹底する

FXでポジションを持ち続ける際、資金管理を徹底することは、成功への重要な要素です。適切な資金管理を行うことで、リスクを抑えつつ、安定した利益を追求できます。

まず、取引に使う資金の割合を決めることが大切です。一般的には、全資金の1〜2%を1回の取引に投入することが推奨されています。このルールを守ることで、一度の損失が資金全体に大きな影響を与えることを防げます。

また、ポジションサイズの設定も重要です。市場のボラティリティや自分のリスク許容度に応じて、適切なポジションサイズを選ぶことで、損失を最小限に抑えられます。

さらに、トレードごとに利益確定や損切りのポイントを明確にし、これを厳守することで、感情に流されずに冷静な判断を保ちやすいでしょう。

長期保有に適した通貨ペアを選ぶ

FXでポジションを持ち続ける際、長期保有に適した通貨ペアを選ぶことは非常に重要です。まず、流動性が高く、取引量が多い通貨ペアを選ぶことで、スプレッドが狭くなり、取引コストを抑えることができます。

一般的に、主要通貨ペアである米ドル/円やユーロ/米ドルなどは、流動性が高く、価格変動も安定しているため、長期保有に向いています。

また、経済指標や政治情勢に影響を受けやすい通貨ペアも考慮するべきです。たとえば、新興国の通貨ペアは、高いリターンを狙える一方で、急激な価格変動が起こるリスクも伴います。これに対し、安定した経済を持つ国の通貨は、相対的に価格変動が少ないため、リスクを抑えた投資が可能です。

スワップポイントを活用する

FXでポジションを持ち続ける際、スワップポイントを活用することは、長期的な利益を確保する上で非常に有効な手段です。スワップポイントとは、異なる金利を持つ通貨ペアを取引した際に生じる利息のことです。つまり、金利差を利用して、保有している通貨ペアから定期的に収益を得ることができます。

まず、スワップポイントがプラスになる通貨ペアを選ぶことが重要です。例えば、高金利通貨(トルコリラや南アフリカランドなど)を低金利通貨(日本円やスイスフランなど)に対して買うことで、スワップポイントを受け取りやすいです。この金利差を有効活用することで、ポジションを持つ期間が長くなるほど、安定した収益を得やすくなります。

ただし、スワップポイントの額は市場の動向によって変動するため、定期的な確認が欠かせません。また、金利政策や経済指標の発表も影響を与えるため、最新の情報を把握することが大切です。

ファンダメンタルズ分析を身につける

FXでポジションを持ち続ける際には、ファンダメンタルズ分析を身につけることが重要です。この分析手法は、経済指標や政策、地政学的要因など、国や地域の経済状況を理解し、通貨の価値を予測するための基礎となります。特に長期保有を考える場合、経済の動向を把握することで、通貨ペアの変動をより正確に予測できるようになります。

例えば、中央銀行の金利政策や失業率、GDP成長率などの重要な経済指標は、通貨の価値に直接的な影響を及ぼします。これらのデータを定期的に確認し、発表された数値が市場予測とどう違ったのかを分析することで、トレードにおける判断材料を増やすことができます。

また、国際情勢や政治的な出来事も通貨に影響を与えるため、幅広い視野を持つことが求められます。

まとめ

今回は、FXでポジションを持ち続けるとは何を指すのか、ポジションを持ち続けるメリットやデメリット、ポジションを持ち続ける際の利益の狙い方について解説しました。

ポジションを持ち続けることは、取引コストが抑えられる、スワップポイントを狙えるといったメリットがある一方、資金力が求められる、スワップポイントを多く支払う可能性がある、ポジションが塩漬けになる可能性がある、といったデメリットがあることを忘れてはなりません。

記事で紹介したポジションを持ちながら利益を狙う際のポイントを意識しながら、FXによる資金を増やしていけるよう、トレードに取り組んでみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

みわのアバター みわ 奇跡のおこもりトレーダー

50歳、地方暮らしのシングルマザーで、息子2人、犬4匹、鳥7羽、夫0人で家にこもって生活してます。生活資金が底をつく超貧乏生活から、7年前に、“自宅での稼ぎ方”に出会って脱出しました。

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